礼拝堂の奥に備えられたオルガン

日曜日の今日は夕方サン・ピエール大聖堂のオルガンコンサートを聴きに出かけた。どうも昨日から寒さが確実に一段レヴェルアップしたようで、昨日の反省をふまえてたくさん着込んで出かけたものの、中世の一角までの道のりを歩きながら寒さが身にしみた。4時少しに大聖堂に着くと、オルガンの響きがドアまで聞こえて来た。大聖堂のファサード側にそびえるようにある大きなパイプオルガンのほうではなく、礼拝堂側にある小さな古めかしいオルガンを使っていた。オルガンの音色は思いのほか柔らかく、残響もそれほど長くないので、音が重なり合って響きが濁りすぎることもなく、調和のとれた心地いい響きだった。最初はオルガン奏者が見えない礼拝堂の祭壇の後ろに座ったけれど、隣のおばあちゃまに耳打ちで、祭壇の前に行った方が演奏者が見えるからと勧められたので、2曲目のあとで前に移動した。体の芯まで冷えるしんしんとした寒さのなかオルガン奏者はコートを着ることもなくずっと演奏しつづけなければいけない。指も凍えてしまう寒さ。教会でのオルガンコンサートは演奏者にとって違う意味で大変さが伴うのだなと思った。でも反対に、聴いている者は、この冷えた空気のおかげで澄んだオルガンの音色を聴くことができる。14日にはノエルの合唱コンサートがあるようなので、また聴きに行こうと思う。帰りに中世の一角にあるお気に入りのパン屋さん(日曜日も開店)で夕飯用のバゲット(焼きたて)を一本買って、家路に着いた。コンサートの曲目は以下の通り。待降節 L’Avent はキリスト教で降誕祭(クリスマス)前の4週間にあたり、主キリストの誕生を祝う準備の期間を意味するらしい。

待降節のオルガン・コンサート

Recital d’orgue de l’Avent

Florence Rousseau et Loic Georgeault

フェリックス・メンデルスゾーン

Félix Mendelssohn(1809-1847)

プレリュードとフーガ ハ短調 作品37/1 

Prélude et fugue en ut mineur opus 37/1

セザール・フランク

César Frank(1822-1890)

7つの小品(クリスマスのために) ト長調/ト短調

Sept pièces en sol majeur et sol mineur “Pour le temps de Noël”

フランツ・リスト

Franz Liszt(1811-1886)

交響詩「オルフェウス」

Orpheus, poème symphonique

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シャルル=マリー・ヴィドール

Charles-Marie Widor(1844-1937)

交響曲第9番「ゴシック」よりモデラート(抜粋

Moderato extrait de la Neuvième symphonie “Gothique”(Op.70)

フランク

Franck

7つの小品(クリスマスのための)二長調/二短調

Sept pièces en ré majeur et ré mineur “Pour le temps de Noël”

街も少しずつノエルの装いに

壁をよじ登るサンタクロース

中世の一角にも灯り

 

サン・タンヌ広場