フランスに来てからまだ一ヶ月足らず。でも思った以上にいろんなところへ行ったので、どんどん更新していきたいけれど、いまは毎日語学学校に通っているので残念ながら時間がない・・・。そこで今日は、トゥールの生活について少し書こう。
トゥールはロワール河の流れる街で、数々の古城めぐりの拠点として知られている。河のあるところは豊だとよく言われるように、ここトゥールも昔から裕福な街として発展してきたらしい。実際、レンヌのあるブルターニュ地方から来ると、リッシュな雰囲気を感じた。パリからわずか1時間のところにあるので、規模はぐっと小さくなるけれど、街並もパリに似ているような気がする。写真は1912年に創設されたInstitut de Touraineという語学学校の校舎の様子。ドアや床を見てわかる通り趣のある古い建物で、歩くとぎしぎし音を立ててきしむ。この語学学校のある周辺は「古いトゥール Vieux Tours」といって、中世の木組み式の家などが残る歴史地区。ちょうどHôtel de Villeから始まってロワール河に向かって北へまっすぐのびるRue Nationaleという大通り周辺は新開発の地区で、ショッピング通りになっている。いまフランスはバカンス真っ最中ということもあって、住宅街に入るとひっそりと静まり返って、人っ子一人いない。
レンヌではことごとくインターネット事情から見放されていたけれど、ここトゥールではステイ先の家庭でもこの学校でもWi-Fiが設置されているので、自由にネットをすることができる。学校では中庭でお昼を食べながらパソコンをいじって、とても快適。フランスのWi-Fi普及率はとても高くて、先日マダムと一緒に複合ショッピング施設に行ったときにも、Wi-Fiマークがあちこちに表示されていた。
ステイ先から学校までは、歩いてちょうど20分くらい。小さな公園と、大きな公園の2つを通り抜けるので、悪くない道のり。写真は、とある日曜日の昼下がりに撮ったもの。見てわかる通り、新郎が新婦の裾を広げているところ。この公園 Jardin des Prébendes d’Oè はよく結婚式を終えたカップルの写真撮影で使われているそう。
公園にある池。光に照らし出された木々の揺らめきを見ると、月並みだけれど、やはり印象主義の絵画が想起されて、ドビュッシーの音楽が聞こえてくる。私がこの公園を通るのは、朝8時半ごろと夕方6時ごろの2回。いつもパソコンやテキストの入った重たいリュックを背負って、足早に通り過ぎる。でも、公園のあちこちにあるベンチには、本を読んだり、おしゃべりをしたり、何をするともなく緑を眺めたりと、子供からお年寄りまでいろんな年齢層の人たちが座っていて、その姿を見るだけで心が和やかになる。
語学学校の生活もいよいよ後半に入って、疲れが溜まりつつある今日この頃だけれど、研究計画とオペラシティのプログラム原稿の両方をうまく片付けていかなければならないので、気が緩められない。語学学校のクラスの先生は添削を快諾してくれたので、明日見てもらう予定。
