先日の東京オペラシティ文化財団主催公演「B→C(バッハからコンテンポラリーへ)」(過去のB→Cアーカイヴはこちら)の公演で、これまで同シリーズで担当した曲目解説が通算80回目になりました(数え間違えていなければ…)。留学…
再演のプロジェクト
昨年2021年スイスのルツェルン音楽祭でP.ブーレーズの《Poésie pour pouvoir》が1958年ドナウエッシンゲン音楽祭の初演以来、62年ぶりに初めて再演される予定でしたが、結局諸事情により実現されませんで…
『ミュジック・コンクレート』の新装版(2020)
今年2月フランスでピエール・シェフェール著『ミュジック・コンクレート』の新装版が刊行されました。3月初めに出版社からその知らせを受けた時は、正直とても驚きました。 以前の記事でも触れましたが、これまでに同書は第一版(19…
研究論文
日本語の研究論文「《Poésie pour pouvoir》の詩学−−−−H. ミショーからP. ブーレーズへ」が『人文学報(フランス文学)』(第516-15号 首都大学東京人文科学研究科2020年3月)に掲載されました…
P.シェフェール『ミュジック・コンクレート』について
現在翻訳中のピエール・シェフェール著『ミュジック・コンクレート』(PUF, 1967)の出版に関わる文書を、短期の調査滞在の合間に閲覧してきました。覚え書き程度ながらここにちょっとメモします。PUFから最初の打診があった…
Thèse 博士論文
2018年3月に博士号(音楽学)を取得しました。 ピエール・ブーレーズ作品における器楽書法と電子音響書法の関係に見られる音楽概念と美学的争点 ソルボンヌ大学大学院、博士論文(音楽学)、2018年3月14日、於ルイ・リアル…
Nouveau article
フランス国立視聴覚研究所(INA-GRM)より新刊が出版されました。ミュジック・ミクストをテーマにした論文集です(以下の仏語をご覧ください)。P.ブーレーズの未完に終わったミクスト作品《力のための詩》(19…
ブーレーズ追悼特集
2016年1月5日に90歳で逝去したフランスの作曲家ピエール・ブーレーズ(1925-2016)の生涯と年表(「レコード芸術」3月号掲載)を執筆しました。年表は今回はじめて作成しましたが、今後も随時改訂・加筆していきたいと…
JSSA
研究報告「ピエール・ブーレーズ《力のための詩》(1958)のテープモンタージュ」 Research Report “Tape montage in Poésie pour pouvoir (1958) by…
JSSA
先端芸術音楽創作学会(JSSA)第19回研究会にて2月に研究発表します。 「ピエール・ブーレーズのミュジック・コンクレートーー《エチュードI》(1951)の草稿と自筆譜の考察」